粋
仙台の老舗和菓子店『売茶翁』の 『塩麿』という惚れ惚れするほど品のある美しいお菓子。
子供の頃、このお店の隣にあった子供向けのアトリエで何年もの間絵を習っていたことがある。
自転車で送り迎えしてくれる母さんと二人で、レッスンの後にここで時々抹茶と和菓子を頂いていたのだ。
子供ゴコロには 餡子の味しかしない練りきりや、渋い色合いの干菓子なんかより ポッキーとかエンゼルパイとかの方がきっと美味しかったはずなんだけど。
街中とは思えない静かな静かな中庭の見えるお座敷で
神妙にかしこまって飲む苦い抹茶と甘い和菓子は
何だか大人の世界を覗き込ませてもらってるようで
毎回ちょっとドキドキしていた。
あの日々からはや20年以上。
なかなか足の向かない不便なエリアにあるお店なので、
すっかりご無沙汰になっていたのですが…。
人生には色んな美しい偶然が起こるもの。
色んな縁が縁を呼び、巡りめぐってこのたび私の手元に懐かしい思い出の店の甘い味がやって来てくれました。
贈り物の包みを解いて 『売茶翁』の店名を見た瞬間 あまりの懐かしさでため息がでてしまった。
そしてお菓子の美味しいこと美味しいこと!!
うっとりしてしまう程絶妙な甘味と塩味。
こういう静かなお菓子の味がわかるようになるっていうこと。
大人になるって楽しいなぁ!
仙台に帰ったら
あの静けさとお抹茶を味わいに
あの店に行ってみよう。
カントリー娘さん。
甘い気持ちを思い出させる素敵な贈り物を 本当に本当にありがとう!
いつか一緒に
あのお座敷で抹茶をいただきましょう。
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